【その6】 2年間ニート。自殺も考えたが〝あること〟をして流れが変わった

正直、あのときは苦しかったです



もともと東京へ戻るつもりではじめたスクーターの旅だったので、荷物は東京のレンタル・ボックスに月3万円で預けていました(レンタルボックスとはコンテナに荷物を預けられる、大きいコインロッカーのようなものです)。


旅から帰ってきてから、何度もバイトの面接に行きました。


しかし、毎回、毎回、毎回、毎回、毎回、毎回、毎回、毎回、不採用。


あまりにも仕事が見つからないのでレンタル・ボックスも借りられなくなり、止むを得ず荷物を取りに行きました。


その後も幾度となく面接に行きますが、仕事がみつかりませんでした。


なかなか仕事がみつからないと、面接へ行くのに躊躇するようになります。


ニートになりたくてニートをしているわけではないのです。


多少なりとも自己肯定できるなにかをしていれば気はまぎれるのですが、(例えばボランティアだったり、しっかりとした目標に進んでいたり)そうでない場合は、毎日、求人欄に目を通しては別の余計なことをし、結局なにもしないで1日が過ぎます


夜になると「明日こそは」と思うのですが、寝るのが夜中や朝方で、起きたら昼はとっくに過ぎていて、すぐに17時が過ぎ、大方は仕事がおわる時間だなと自分に言い聞かせ、求人の電話を先延ばしにする。

するといつの間にか日が沈んで夜になる。この繰り返し。



これ、本当に辛いんです。



経験してみないと理解しがたいと思うのですが…。


やっていることとは裏腹に、自分でしたくてそうしているわけじゃないんです。

本心ではどうにかしたいと思っているんです。

でもできない。



この生活(ニート)はタバコやアルコールや麻薬中毒に似ているかもしれません。


ニートには自分の力ではどうにもならない依存性があります


そもそも多くのニートが親などに依存しているのですが、それとはまた別なのです。

ニートは依存性があります



結果、2年間、昼夜逆転のニート生活


ニート生活のある日、僕は髪の毛を剃ってスキンヘッドにしてみようと思いました。


スキンヘッドがどんな感じなのか1度やってみたかったことですし、たいして誰にも会うことのないニートのいまならできると思ったのです。



ニートのときにしかできないことは意外とたくさんあります。


歩いて遠くへ行ってみるとか、天気のいい日に公園で昼寝するとか、早起きをするとか。


だいそれたことじゃなくてもいいんです。


普段のニート生活とちがったことをするのは気分転換にもなるので本当にオススメです。




話をもどします。

スキンヘッド以前に坊主頭にもしたことがなかったので、散髪屋にいって坊主頭を注文。


「長さはどれくらいにしますか?」と聞かれたので、適当に1センチくらいと答えます。


実は、スキンヘッドに興味がある人しか面白くない話なのですが、この1センチというのがダメでした。


頭を剃るという行為は、ものすごくカンタンなようでいて髪の毛があると決してカンタンではないのです。



1センチって結構伸びているのです。



男性ならヒゲを想像してもらえばわかるのですが、1センチのヒゲは結構剃りにくい。


それが頭だと、かなり剃りにくい…。


何度もなんども髪の毛がカミソリに引っかかって、そのたびに「イテテ…」ってなるのです。



もっと短くすればよかったと、自宅の風呂場で頭を安全カミソリで剃りながら後悔していました。


スキンヘッドにするなら散髪屋で直接やってもらうか、自分で剃るにしても結構短い坊主頭にしてもらった方がいいです。




スキンヘッドにして数万円を親に借り、ふたたび原付で旅にでます(親もなにもしないよりはいいと思ってくれたのだと思います)。


しかし、その旅はこれまでのようなワクワクは皆無でした。


仕事も見つからず、親のスネをかじって生活をし、毎日意味もなくダラダラと時間を消費し、とにかく自分に自信がなく、なにをしてもダメな自分の行き着いたさきが旅だったのです。


北海道のときとおなじく、毎日海沿いや河原でテントを張って野宿。

向かったさきは新潟の親友宅でした。

彼の家で2泊したのちに富山、石川を抜けて福井の東尋坊へ。


なんとなく自殺の名所だと聞いていたのでやるならそこかな、と考えていました。


原付バイクを駐輪場に止めて、梅宮辰夫のたっちゃん漬けなどのおみやげ屋を通り抜けて、夕方のひとけの少ない静まり返った東尋坊へ。



心は虚無感でいっぱいでした。


地に足がついていないような感覚で、ただただ、ぼんやりしていました。



夕闇で黒い日本海の荒波は轟々と音を立てて、東尋坊の絶壁を何度も打ちつけています。

波が岩肌に打ちうつけられ、白い波しぶきが舞います


それをぼんやりみつめて、虚無感でいっぱいだった僕がおもったことはこれです。

フクテツ
フクテツ

いや〜。これ無理だわ…。落ちたらすんごい痛そうだもん…



もう虚無感はなくなっていました。




旅から帰ってしばらくして、2年ぶりにバイトが決まりました。



これまでの2年間、一向に仕事が決まらなかったのに、旅から帰ってきてすぐに決まったのには理由があります。


何度面接に行っても採用されず、昼夜逆転の生活をして、僕は面接を避けるようになっていました。


そうすると自信がなくなり、気がつかないうちに面接でおどおどしていたのだと思います。


そんな自分が、なにかふっ切れて堂々とするようになった

ひとことでいえば、僕の負のオーラが消えたのだと思います。




ここから流れが変わりました。



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